AWS上にシングルAZのNLBを用意し、
FTPサーバ(パッシブモード)をNLBで冗長化できるか検証してみました。
クライアントからのアクセスは今回NLBのipあてに行います。
結論としてはできました。
■構成
サーバ：EC2(Amazon Linux2)×2台
FTPソフト：vsftpd
■構成図
1号機ip：10.1.1.225
2号機ip：10.1.1.70
NLB ip：10.1.1.242
■1.vsftpdの設定と起動
1,2号機にて以下コマンドでvsftpdを起動までする。
yum install vsftpd
cd /etc/vsftpd/
cp -ip vsftpd.conf vsftpd.conf_$(date +%Y%m%d)
vi vsftpd.conf ★添付configに差し替え(ipアドレスは各EC2のipに差し替えてください。)
touch /etc/vsftpd/chroot_list
chown root:root /etc/vsftpd/chroot_list
chmod 644 /etc/vsftpd/chroot_list
useradd user001
passwd user001
systemctl start vsftpd
■2.NLBの設定
■3.クライアントの設定
touch test.txt
yum install lftp
■4.クライアントからftpで送信
以下コマンドを繰り返し/home/user001/にtest.txtがftpされていることを確認する。
lftp -u user001 ftp://10.1.1.242
put test.txt
bye
■5.片系を停止してクライアントからftpで送信
以下コマンドを実行し/home/user001/にtest.txtがftpされていることを確認する。
lftp -u user001 ftp://10.1.1.242
put test.txt
bye
■まとめ
シングルAZの場合はNLBのip指定でFTPしても
負荷分散と冗長化できることが確認できました。
以上。
